今回も記事に続いて「シールド戦で勝つために」をテーマに考察しています。
リミックスバウトのシールド戦では、15パック(75枚)+参加賞(エリカ)+配布される基本エネルギーカード(草、炎、水、闘、超、悪タイプ 各15枚)の中から40枚を使ってデッキを組みます。
シールド戦では、15パックをその場で開封してデッキを組みます。そのため、あらかじめどのカードが出たらどんなデッキを組むかをある程度考えておきましょう!
目次
デッキを組むときの流れ
シールド戦でデッキを組むときの大まかな流れは次のようになります。
- パックを開封する
- カードを種類ごと(ポケモンはタイプごと)に並べる
- 採用するポケモン・デッキのタイプを決める
- 採用するトレーナーズを決める
- 採用するエネルギーを決める
- ポケモン、トレーナーズ、エネルギーの枚数等を微調整する
シールド戦でのデッキの組み方
2-1.シールド戦でデッキを組むときのポイント
シールド戦は、通常の対戦と違ってドローやサーチ系のカードが少なく、エネ加速手段も限られているため、思うようにデッキが回らないことが多々あります。
また、GXポケモンのようにデッキの軸となるカードや多くのデッキに採用できる汎用性の高いカードは、種類が限られているため対戦で遭遇する確率が高くなります。
そういったことを踏まえ次のような点がデッキを組む際のポイントとなります。
- 毎ターンエネルギーを手張りできるようにする
- 少ないエネルギーで動けるアタッカーを採用する
- ドローソースを確保する
- 採用されやすいカードを意識する
- 特定のカードで詰まないようにする
毎ターンエネルギーを手張りできるようにする
エネ加速手段が少ないため、毎ターン手張りできるかできないかで盤面に大きな差ができます。
序盤優勢でも、エネ供給が止まってしまうと、エネルギーがついているポケモンを倒されることで展開がひっくり返ることは十分にあり得ます。
また、ポケモンを入れ替える手段が少ないため逃げるために必要なエネルギーを確保する意味でも毎ターン手張りすることは非常に重要です。
少ないエネルギーで動けるアタッカーを採用する
今回のシールド戦では、アセロラがないことに加え、ダメージ回復手段も少ないため、序盤から相手のポケモンにダメージを蓄積させるメリットが大きいです。
例えば、ニャースにダメージを与えて、「次のターンにニャースが気絶」と「アローラペルシアンGXに進化」の択を相手に迫ることで次のような効果があります
- ニャースが1枚しかおらずペルシアンGXも引けない場合、次のターンでニャースを倒しペルシアンを腐らせることができる
- ペルシアンGXに進化を強制することで、今後のプラン(グレートキャッチャーを使うタイミング、ベンチの非GXを育てるなど)が立てやすくなる
また、1エネで動けるアタッカーを採用することで、序盤は1エネのアタッカーで攻撃しながらベンチを育てるという動きができます。
ドローソースを確保する
通常の対戦であれば、ハイパーボールやプレシャスボールが手札にあればカプ・テテフGXやデデンネGXを呼んできて事故を回避することができますが、シールド戦ではそれができません。
デッキが40枚と少ないとはいえ、ある程度のドローソースは必要になります。
特に引いたカードにドローできるサポートが少ない場合は、ドローできる特性や技を持ったポケモンやドローエネルギーも採用しておきたいところです。
採用されやすいカードを意識する
デッキの軸となりうるGXポケモンや、ドローもエネ加速もできるロトムのような汎用性の高いカードは対戦で遭遇する可能性が高いため意識してデッキを組みましょう。
具体的には、GXポケモンの弱点をつけるカードの採用、HP270のラインを2発で倒せるプランを用意する、ロトムやフィオネのHP70ラインを1撃で倒せるアタッカーの採用などが考えられます。
特定のカードで詰まないようにする
特に次の状況には陥らないように注意しましょう。
- アローラペルシアンGXの特性に詰まされる
- デッキのタイプが偏ったため、特定のタイプになすすべがない
- 相手のズガドーンを倒す手段がないのに自分のサイドを3枚にしてしまう
2-2.ポケモンの採用について
公式サイトではポケモンをデッキに15枚程度入れることを推奨しています。入れるポケモンのタイプは、メインのタイプ+サブのタイプに加えて、無色エネで動けたり特性が強いなど汎用性の高いポケモン入れて3~5タイプぐらいのポケモンを入れるのがいいと思います。
GXポケモンの採用
15パック開封するとGXポケモンはだいたい1~3枚程度出ます。
同じGXポケモンを引けることもありますが、ばらけることのほうが多いので、そのときはどのGXポケモンを採用するのかを考える必要があります。
リザードン&テールナーGX
技を撃つために炎3エネ+無色1エネ必要なので、採用するなら炎を中心としたデッキにしたいところです。GX技で自らエネ加速できる点は評価できますが、エネルギーをトラッシュに送る手段が少ないので序盤からの加速はなかなかハードルが高そう。
個人的にはシールド戦ではあまり評価していません。
しかし、炎タイプは溶接工やギャロップなど強力なカードが多いので炎デッキに終盤のアタッカーとして1枚か2枚入れるといった運用がおすすめです。
カメックス&ポッチャマGX
他のタッグチームが4エネかかるところ、カメは3エネで起動できるところがつよいです。手札の水エネを3枚まで加速でき、回復もできてしまいます。
また、GX技は100ダメージに加えてマヒの追加効果があり、入れ替え手段の少ないシールド戦では活躍する場面が多いと思われます。
GXの中で単体としてのスペックは一番高そう。相性が良いカードとしてはTRのお嬢様などがあります。
フシギバナ&ツタージャGX
最も使いやすいのがフシギバナ&ツタージャGXだと思います。
①バトル場にいること、②草エネルギーを張ることとやや条件は厳しいものの特性で強制的に相手のポケモンを入れ替えることができます。今回のシールド戦では、この特性が「相手の非GXポケモンを自分が選んで場に出させる」唯一の手段となります。
GX技はHPが減った相手のベンチポケモンを倒すことができるので、4枚サイドを取ればいいシールド戦に向いています。
また、エネルギーのタイプ縛りが少ないので、前述のリザやカメと組ませてサブアタッカーとして運用することもできます。
アローラペルシアンGX
今回の地雷枠。正直アローラペルシアンGX軸で優勝するのはなかなか難しそうな気もしますが、デッキを組むときは必ず意識する必要があるポケモンです。
言うまでもなく特性のどやがおが強力です。こいつもエネの縛りは緩いのでサブアタッカーとして採用するのもありだと思います。
ペルシアンメインで組むなら、ダメカンをばらまけるヨノワールやズガドーンと組み合わせながら相手のベンチのGXを倒すといった戦略もおもしろそうです。
汎用性の高いポケモン
ロトム
汎用性の塊。無色1エネで2枚ドローができ、トラッシュにカードを送る役割も果たします。超エネを入れるデッキであればエネ加速もできるので序盤から積極的に出していきたいカード。引いたら思考停止で採用していいと思います。
フィオネ
相手にポケモンを入れ替えさせることで、相手のエネルギーの管理を難しくしたり、ベンチで育てているポケモンを引きずり出すことができます。
何気にライブラリアウトを防ぐことができる点も評価ポイント。
キテルグマ
特性キャリーランが強力です。逃げエネを節約することでエネ管理を助けてくれます。
また前述のフィオネで入れ替えさせられたときなども、すぐに立て直すことができます。1進化なのがネックですが入れて損はないと思います。
2-3.トレーナーズの採用
トレーナーズは基本的に全部入れればいいと思います。
公式サイトでは合計10枚程度入れることを推奨されていますが、15パックではそんなに出ないことも多々あります。
管理人がシールド戦をしたときは、15パックでサポート4枚にグッズ3枚の計7枚しかトレーナーズが出ませんでした。
2-4.エネルギーの枚数は?
エネルギーの枚数は公式サイトで15枚程度入れることを推奨されています。少し多いような気もしますが、シールド戦では毎ターンエネルギーを張ることが重要なので12~15枚ぐらいは入れてもいいと思います。
トレーナーズの枚数を増やしてエネルギーを削るのはありだと思いますが、不要なポケモンを増やすぐらいならおとなしくエネルギーを入れましょう。
おすすめのポケモン
モンジャラ
1エネで動けて、毎ターン40のどくダメージを稼ぐことができます。入れ替え手段が少ないシールド戦でこのどくはつよい。進化後のモジャンボも1エネで動けます。
ギャロップ
逃げエネ0、1エネで動ける、ベンチアタックができると三拍子そろったポケモン。炎デッキならできる限り採用したいです。
カイオーガ・グラードン
どちらも無色1エネでエネ加速ができ、下技で130のダメージを出すことができます。進化ポケモンとGXを除けば130で倒せないポケモンはアクジキングだけなので非GXに対しても強く出られます。
ズガドーン
デブスボムは相手のサイドが3枚のときには、2エネでダメカン12個おけるというチート性能になります。サイド4枚のシールド戦では非GXポケモンを1匹倒されることで簡単に条件を満たせます。
ダメカンをばらまくことで効率よくサイドを取ることができる点が非常につよいです。
まとめ
シールド戦ではその場で自分が引いたカードでデッキを組むからこそ事前の想定が重要になります。今回の考察が少しでもデッキを組むときの参考になれば幸いです。
【次回のシールド戦考察記事はこちら↓】
【前回のシールド戦考察記事はこちら↓】
https://pokeca-library.com/2019/07/08/sealed-battle-01/