今回は2月のシティリーグと2/9~2/15のジムバトル優勝デッキから環境を考察していきたいと思います。
余談ですが、いよいよ明日2月17日はポケモンカードの公認大会である「チャンピオンズリーグ2019千葉」が開催されますね!
現在のポケカの環境はピカゼクをはじめ強力なデッキが多数あり、どんなデッキが優勝するのか非常に楽しみです。
目次
【デッキ別】シティリーグとジムバトルの優勝回数
チャンピオンズリーグ2019千葉直前の1週間(2/9~2/15)の優勝デッキはこんな↓かんじでした。
ウルネクとピカゼクの安定の強さに加えて、フルメタルウォールから追加されたフェロマッシやルカメタも結果を残していますね。
優勝デッキ一覧
デッキ | 優勝回数 | |
---|---|---|
ウルトラネクロズマGX(ウルネク) | 10回 | |
ピカチュウ&ゼクロムGX(ピカゼク) | 8回 | |
フェローチェ&マッシブーンGX(フェロマッシ) | 8回 | |
ジラーチ/サンダー(ジラサン) | 5回 | |
ルカリオ&メルメタルGX(ルカメタ、メルカリ) | 4回 | |
エビワラー/サワムラー/カポエラー(エビサワカポ) | 4回 | |
ズガドーンGX/アーゴヨン(ズガアゴ) | 2回 | |
サーナイト&ニンフィアGX(サナニンフ) | 2回 | |
ゲンガー&ミミッキュGX(ゲンミミ) | 2回 | |
その他 | ゲコゾロ、ラティラティ、ルガゾロ、クワガノンGX、ルカリオGX、カメックスGX、リザードン、ロストマーチ、超バレット、ガブルカ、カウンターコケコなど | 1回 |
※ツイッター上で開催店舗からの優勝報告があったデッキを集計しています。
優勝デッキの概要
ウルトラネクロズマGX デッキ
数々の大会での優勝や前回のCL新潟でもマスターカテゴリで準優勝と常に環境トップクラスであり続けるデッキですね。
基本的な戦い方は「カラマネロ」の特性「サイコリチャージ」でエネ加速をしながら「フォトンゲイザー」で大ダメージを与えていく形です。トラッシュしたエネルギーをカラマネロで再利用できるため安定感のある戦いができます。
また、ウルトラビーストなので中盤以降に「ビーストリング」によるエネ加速ができ、序盤から終盤まで隙の無いデッキとなっています。
同時に採用されることが多いカード
ピカチュウ&ゼクロムGX デッキ
タッグチームの登場以降、常に環境トップを走り続けているデッキ。
雷タイプはデッキの展開を補助する優秀なカードが豊富なことに加え、ピカゼク自身も「フルドライブ」で150ダメージを出しながら3エネ加速するという恐ろしい性能をしています。
基本的な戦い方は2ターン目に「フルドライブ」を撃つことを狙いながら、隙あらば「タッグボルトGX」でサイドを複数枚一気に取っていきます。
タッグチームとしてはHPが240と低めなので、非GXの「マッシブーン」や「イワーク」などの闘ポケモンで対策をされやすいという点は注意が必要です。
同時に採用されることが多いカード
フェローチェ&マッシブーンGX デッキ
フルメタルウォールから登場したタッグチーム。
3つの技すべてに使いどころがあり、HP260と耐久力も高いため非常に単体性能が高いタッグチームとなっています。
単体性能を生かし、採用するポケモンを「フェローチェ&マッシブーンGX」4枚のみに絞った単デッキも結果を残しています。
どのデッキにもいえることですが弱点をついてくる相手はやはり厳しく、特に非GXのリザードンデッキはそうとうきつい戦いになります。(というかほぼ無理(´・ω・`))
同時に採用されることが多いカード
ジラーチサンダー デッキ
ポケカ四天王戦で注目を浴びて以降、非GXとしては最も結果を残してきたデッキではないでしょうか。
タッグチーム登場前は特に流行りまくっていて、現在はそのときよりは使用者数が落ち着いた感はありますがまだまだ強力なデッキです。
基本的な戦術は「ジラーチ」の特性「ねがいぼし」で必要なトレーナーズを手札に集めながら、「グズマ」などを使いベンチの「サンダー」と入れ替えることで「アサルトサンダー」で相手の進化前ポケモンやサポート役のポケモンを狩っていくというものです。
サンダーが1エネで動けることから、雷エネルギーだけではなく「レインボーエネルギー」を併せて採用し、色々なタイプのポケモンを仕込むことで相手の弱点をついていくといった戦い方もできます。
HPの高いタッグチームに対してどう対抗していくかがポイントになりそうです。
同時に採用されることが多いカード
ルカリオ&メルメタルGX デッキ
フルメタルウォールで登場したタッグチーム。
強みはなんといっても耐久力でしょう。「フルメタルウォールGX」で試合終了まで鋼ポケモンのダメージを30軽減し、「鋼鉄のフライパン」などのグッズをつけることでさらにカッチカチになっていきます。
ダメージが蓄積しても「まんたんのくすり」や「アセロラ」などでリセットすることで鉄壁の守りを誇ります。
同時に採用されることが多いカード
エビワラー/サワムラー/カポエラー デッキ
「カポエラー」の登場で突如環境に現れた非GXデッキ。
「カポエラー」のフィニッシュコンボは1エネで相手のポケモン全員に60ダメージと破格の性能をしています。現環境でトップの雷タイプの弱点をつくことができる点も高評価ですね。
相手の場に溜まったダメカンを非GXの「カプ・テテフ」で移動させてサイドを一気に取る戦術もあるようです。
同時に採用されることが多いカード
ズガドーンGX/アーゴヨン デッキ
タッグチーム登場以前は数々の大会で上位に入り、環境トップクラスだったデッキ。
現在も十分強く、特にフルメタルウォールで登場したルカメタやフェロマッシに対して強く出ることができます。
基本的な戦い方は、トラッシュに送った炎エネルギーを「アーゴヨン」で回収し、「ズガドーン」の「ビックリヘッド」で高火力を出していきます。
中盤以降は「ビーストリング」で加速できるため息切れしづらいところも強みです。
同時に採用されることが多いカード
サーナイト&ニンフィアGX デッキ
見た目とは裏腹に、GX技が非常に凶悪です。追加で3エネついていれば相手の手札をすべて山札に戻してしまうという恐ろしい効果。
「アブリボン」を採用し、相手のグズマを封じながら「カレイドストーム」で場にエネルギーをためていき、ここぞという場面で「ミラクルマジカルGX」を打ち込むという戦い方が基本戦術です。
「フェアリーチャーム」で環境トップデッキにメタをはることもできます。
ただし、フルメタルウォールで登場したタッグチームはどちらも苦手。
アブリボンの進化前のアブリーのHPが30しかなく、ベンチにいてもフェロマッシにワンパンされてしまいますし、ルカメタは鋼のため弱点を突かれてしまいます。
同時に採用されることが多いカード
ゲンガー&ミミッキュGX デッキ
相手の手札のトレーナーズの枚数で与えるダメージが変わるトリッキーなポケモン。
また使い方によっては「ホラーハウスGX」で相手と1ターン分展開の差をつけることができます。
使っていて楽しいデッキですが、低いHPとトリッキーな性能のため大規模な大会で勝ち抜くのはなかなか難しそうな気もします。
同時に採用されることが多いカード
ジムバトル優勝デッキから見るSM環境
優勝デッキから見た現環境のポイントを考えてみました。
- タッグチームが多い。優勝2回以上の9デッキのうち5つがタッグチーム。
- 非タッグのGXは全体的に苦戦するも、青天井の火力を持つデッキは好調。
- タッグチーム以前の環境トップデッキであるルガゾロの優勝が少ない。
- 優勝1回以上のデッキには非GXも相当数いる。